地元「じゃない人」の視点で見たら、
いつもの通り道がとても素敵だと気づけた日
~こちら玉城町宣伝部~
三重県玉城町では、町の魅力を再発見する “まち歩きワークショップ” を実施し、宣伝部員となった参加者が「#こちら玉城町宣伝部」でInstagramに投稿し、Instagram連携デジタルサイネージ「FLOW」を活用して配信を行うイベントが実施されました。(2023年11月実施)
三重県玉城町で宣伝部発足!
前回の茨城県笠間市に続き、地元の人たち自らまちの魅力をPRする宣伝部を三重県玉城町でも発足してきました!
今回は地元の人だけではなく、「まち歩き×地域PR」歴史と自然の町の魅力を発掘【三重県玉城町】で集まった、玉城町の地元「じゃない人」たちも参加。
まちの景色が日常となっている地元の人の「内からの視点」と、初めて訪れた人の「外からの視点」が合わさると一体どうなるのか…?
さっそくですが、こうなります!
今回のとっておきの一枚。
地元の方に聞いた田丸城への近道を、地元「じゃない」しおりさん が撮影。きれいでワクワクしますね!
この近道を案内した地元の方は、いつもの道がこんなに素敵な場所だったのだと気づいて感動していました。
ではでは当日の様子を改めてレポートします!
2023年11月18日(土)「Café & space 七十二候」に集結し、作戦会議!
町長さんもかけつけてくれました!
今回の舞台となる玉城町は、伊勢市や松阪市からもアクセスしやすい場所にあります。
伊勢参宮の宿場町として栄えたまちで、シンボルである田丸城跡や、豊かな田園風景が特徴的。
そんな玉城町に住む地元の人たちと、となりのエリアや県外からきた地元「じゃない人」が20名以上集結!
子供たちもたくさん参加してくれて、とても賑やかな雰囲気でイベントが始まりました。
地域の魅力発見のヒントは「日常生活」にあり!
我らが赤津隊長が地域の魅力の発見方法を伝授。
玉城町の名物を冠した3つの班(田丸城チーム、玉城豚チーム、村山龍平チーム)に別れたあと、まちの魅力とはなんなのかを赤津隊長が伝授。
赤津隊長の地元・茨城のとある地域では、お正月にお雑煮ではなく「焼き鮭と餅」をセットで食べるのが当たり前という、「よそから見ると変わっている」おもしろさを例にあげてくれました。
『自分にとっての日常は、誰かにとっての非日常』。
日本一のものでなくたって、驚きはたくさん潜んでいます。
それを今日みんなで見つけて発信していきます!
産品・玉城豚のロースかつカレーをいただきながらチームごとに作戦会議。うまい!
私は田丸城チームに参加することに。
地元の方にどんなものがあるか聞きつつ、こういう視点でまちを見たら面白そうだ、というアイデアも乗せ、コースを決定!
今回は歩くイベントなので行ける範囲は狭められるけど、なんだかとっても面白そう!
いざ出発!
まさかの大雨からスタート。この日は晴れと雨が交互にくるという不思議な天気でした。
いつもは流し見している像や道しるべなどをジックリ見てみる。
ジックリみないと見つけられなかった可愛いたぬき。この向かいの家にも同じようにミニたぬきがいて、ほっこりしました!
子供たちにはイベントの参加賞としてトイカメラをプレゼントしていたので、子供たちも大人たちに負けじとしっかり撮影してくれていました。
玉城町に初めて来たなら城跡を見てほしい、という地元の方の意見が出ていたので田丸城跡に向かいます。
城跡のなかには中学校があり、地元の中学生は毎日坂を登り降りしているため自然と体力がつくそう。良いエピソードだなあ。
SLがあるんだよ、と子供たちに教わる
頂上へ。なにこのお城、ハリボテ感が最高!
城跡を登ると、ライトアップイベントのために簡易的に再現されたお城がありました。
骨組みとネットでできたお城の姿…ほかではなかなか見られません!
発想が面白いなあ。
頂上からの景色は田園が広がり、遠くまで見渡せてとても気持ちがいいです。
晴と雨を繰り返す不思議な天気で、ついに虹も登場! ちなみに、運が良ければ田丸城跡からは富士山も見られるそう。
この日はお城広場でマルシェも開催していました。きっと出店しているだろうと狙っていた地元で有名な「ミエマン醤油」さんのブースを発見!
うどんツユをお湯で割ったものをみんなで飲ませていただき、体を温めました。あー生き返った~!
三重は有名な伊勢うどんをはじめ、甘めのツユが特徴とのこと。うまい!
ほかにも醤油や中華風味噌などもあり色々聞きたかったのですが天気がまた荒れだし店じまいが始まりました。
私たちも先を急ぐことに。
帰りに見つけた無人販売所。ブロック塀に筒が刺さってて、お金が家に転がり込むシステム。斬新!
子供たちのカラフルな絵が楽しめるガレージギャラリー
そして最後にとっておいたお楽しみ。最近オープンしたというサンドイッチ屋さんへ。
地元の人でもまだ知らない人多数。残りをほぼ買い占めちゃいました!
発見だらけの発表会
こうして2時間の散策を終え、たくさんの発見をしてホクホクのメンバーたちが七十二候に戻ってきました。
各々が撮った写真をInstagramやLINEグループで共有。
子供たちのトイカメラからもしっかり写真をダウンロードして共有されました。
みんなで情報共有!
これは私が道中手に入れたおいしいものたち。
チームごとに意見をまとめ、印象に残ったことを発表しあいました。
私も参加した田丸城チーム。埼玉から参加したメンバーの1人が、ユニークな視点で玉城町を表現していたことを発表しました。
それがこちら。まちなかで見つけたフォントを集めて並べてみました。これだけで、そのまちらしさが見えてくるのが面白い!
玉城豚チームは、冒頭にも載せた「田丸城への近道」の写真が素晴らしかったです!
村山龍平チーム。このあたりで玄関に一年中飾られているしめ縄について、若いリーダーが教えてくれました
こうして、みんなの視点でみつけた情報がたくさん集まり、一気に玉城町のことを知る機会になりました。
玉城町宣伝部員となったみなさんが撮った写真をほんの一部ですが抜粋してみました~。
うーん、どれもいい!
見返すと、また玉城町に行きたくなっちゃいます。
この日は雨風にあたって体が冷えたので、みんな家に帰ったあとはしっかり「あっ田丸(あったまる)」ことを誓いあって解散となりました。
玉城町にはこの日、小さい宣伝部員たちがたくさん誕生しましたよ!
レポート:小堺丸子